肌が劇的に白くなった自作化粧水のレシピ、ぜ~んぶ公開♩基本のレシピ

肌が劇的に白くなった自作化粧水のレシピ、ぜ~んぶ公開♩基本のレシピ

トレチノイン中に併用する、私の中での「神化粧水レシピ」を全公開します♩化粧水っていうか、もはや美容液以上。
尚、トレチノインを併用されない場合は、週2程度のグライコ6%(Glyco 6)クリームや乳酸ピーリングなどと一緒にやるのがおすすめです。

自作化粧水以外にも、肝斑対策のために常時使っているもの一覧はこちらをご覧ください。『肝斑対策★常用品一覧』
※自作化粧水は毎日使っています。

市販の美白化粧品の濃度じゃ、満足できない!【超高濃度ビタミン化粧水を自作】

今日は Instagram でいただく質問メッセージの中で、私が「肌が劇的に白くなった」と言っている「自作化粧水」のレシピを公開してほしい!というご要望があったので、公開したいと思います。

私は効果を最大限得るために「肌が悲鳴をあげるギリギリの限界値まで、ビタミン濃度を上げていく!」というかなり攻めの配合をしており、私のレシピはすでに一般販売できるレベルの化粧品ではなくなっています。
(逆に私の肌からすると、日本の一般化粧品では濃度が低すぎて、あまり効果を感じられない事が多いです。)
特にお肌が弱い方は、低配合から少しずつ慣らしていくようにしてください。
塗ったら全顔にブツブツが出来て皮がめくれた!!(T T)と泣かないように!肌の様子を見ながら、少しずつ濃度を上げてみてください。
最初は私のレシピの3分の1程度の濃度から始めるのがよいと思います。

白肌になった!

とはいえ、トレチノイン治療との相乗効果が、この高濃度化粧水のおかげで飛躍的に伸び、肌が明らかに変わったのは本当です。

肌の調子を見ながら、炎症が起きたりしない程度に少しずつビタミン類の濃度を上げることは理に適っていると思います。

・お肌が敏感になる生理前などは、無理せず濃度を落とす。
・炎症したり痒くなったりヒリヒリしたら、我慢せず洗い流す。
・最初に濃度を上げる時は、肌の調子の良い日の夜だけ、隔日で試す。
・最小の肌刺激で最大の効果を得るために、少量作ってすぐ使い切る!

など、あまり肌にひどく負担をかけないように、その時の自分の肌に最適な濃度や成分を知って、把握しておくことが重要だと思います。自分の最適濃度が、他の人の最適濃度とは限りません。

使うものリスト

私の自作化粧水の基本レシピでは、以下のものを使います。

  1. AGEインテンストリートメントエッセンス(フロムネイチャー)
    ⇒ 340ml 2990円(Qoo10) 大容量!
    ⇒ 以前は 150ml 1070円 のこれが最安だったのですが、品薄です
  2. ビタミンEパウダー(トゥベール)
  3. 水溶性パルチミン酸レチノール(自然化粧品研究所)
  4. リペアエッセンス(トゥベール)
  5. フラーレン原液(トゥベール)
  6. クリスタルパウダー APPS (トゥベール)

配合割合・分量 10mlあたり

私は化粧水10mlあたり、以下のような配合で混ぜて使っています。

  1. AGEインテンストリートメントエッセンス(フロムネイチャー) 10ml
  2. ビタミンEパウダー(トゥベール) 付属の計量スプーン 小すりきり2杯  ※直径7mm程度の小さいスプーン
  3. 水溶性パルチミン酸レチノール 15~18滴
  4. リペアエッセンス(トゥベール) 9滴
  5. フラーレン(トゥベール) 15~18滴
  6. クリスタルパウダー(トゥベール) 付属の計量スプーン 小すりきり2杯  ※直径7mm程度の小さいスプーン

例えば50mlを作りたいなら、すべての材料を5倍すればOKです。
私はだいたい、一気に30ml程度作って冷蔵庫に保管し、新鮮なうちに1週間で使い切ります。
ビタミンEが非常に溶けにくいので、まず始めにビタミンEを完全に常温で溶かしきってから、他の材料を混ぜるのがコツです。

配合量の測り方 ざっくり

液体および粉体の計量が簡単に目分量でできるようになると、化粧品がもっともっと楽しくなると思います。ぜひ感覚的に覚えてしまうことをお勧めします^^

「液体」の測り方(1滴が0.3~0.5ml)

アロマオイルのガラスボトルの口についている、オイルドロッパー。
落ちてくるオイルを溜めて溜めて大きなしずくにして落としてくれる、あのキャップ経由で落ちてくるしずくは、約0.5mlになるように設計されているそうです。
ドロッパーがついていない場合はしずくを溜めることができないので、1滴がもう少し少な目の0.3~0.4mlくらいかと思います。
私はざっくり『10mlの水に0.1ml(3滴)混ぜると1%』と覚えています。
粘度の高い液体はもう少し滴が大きくなるので、10mlに2滴強くらいと考えています。

「粉」の測り方(軽量スプーン)

計量スプーン

私が愛用しているトゥベールのクリスタルパウダーを買うと、写真のような小さな軽量スプーンがついてくるのです。
私は『10mlの液体に、このスプーン摺り切り2杯分で1%』と覚えています。

粉体を液体にとかす場合の濃度については、「重量濃度」や「体積濃度」、「モル濃度」など色々な尺度がありますが、普通の人は自分の肌尺度で目安が把握できれば良いだけなので面倒な事を気にせず、毎日肌に合った濃度でこまめに新鮮なものを作って肌に塗れば良いと思います。

各材料の紹介

自作化粧水レシピに必要なもの一覧
現在の最新自作化粧水

基本の化粧水 AGEインテンストリートメントエッセンス 10ml

フロムネイチャー AGE インテンストリートメントエッセンス

世間で「ジェネリックSK2」と呼ばれている化粧水で、SK2と同じガラクトミセス培養液(酵母菌発酵液)が95.7%の化粧水です。ちなみにSK2は90%だそうです。

酵母菌の発酵過程で生成されているであろう、私の肌に足りない天然保湿因子MNF、お肌の再生を促す各種アミノ酸類、そしてビタミン類と相乗効果を発揮して美しい肌を作るペプチド類の天然のものが配合されていることを期待して、これをベースにオリジナルレシピ化粧水を作っています。
なぜなら、これらは全て単体で美肌に効くだけでなく、ビタミン類の効果をより高める相乗効果もあるものだからです。
ビタミンだけを高濃度配合するのみだと肌への刺激が強くなりますが、ペプチド類やアミノ酸類はビタミンの効果を倍増してくれるので、最低限の肌刺激で最大の効果を狙えます。

ちなみにビタミンEと一緒に混ぜる時は、アミノ酸の濃度に制限がある説もあるのですが、予想ではこのAGEの化粧水に期待通りのアミノ酸が含まれていたとしても、良くて1~1.5%前後じゃないかと思うので、ビタミンEと組み合わせてもセーフじゃないかと勝手に思ってます。もっと詳しい人いたら教えて(笑)。

私は、前にセレンディの化粧水を買ったときに付いてきた化粧水を泡立てるボトルに出来上がった化粧水を入れて、泡にして顔に塗るのが摩擦が無くてお気に入りです。

ビタミンE 1%(10mlに計量スプーン小2杯)

ビタミンEパウダー

私は40代になってから、それまで経験のなかったホルモン性のひどい肌荒れに悩まされたのですが、これのおかげでピタっとおさまりました。
トゥベール ビタミンEパウダー、大好きすぎてやめられません。
10mlに、付属の計量スプーン2杯で1%です。

★全ての材料のなかで、一番最初にビタミンEパウダーを常温で完全に溶かしてください。
★ビタミンEパウダーが常温で完全に溶けるまで、他の材料は混ぜないでください。
★配合上限は1.2%とされており、それを厳守のこと。私は1%。
★付属の計量スプーン(小)すり切り2杯を10mlにとかすと、1%です。

ビタミンEパウダーが化粧水に完全に溶けたら、他の材料も混ぜてOKです。
ビタミンEパウダーを買うとついてくる小さい計量スプーン、めちゃくちゃ便利です。10mlが測れるカップもついてきます。

水溶性パルチミン酸レチノール 6%(10mlに15~18滴)

水溶性パルチミン酸レチノール

左が私の使っている、水溶性パルミチン酸レチノールです。
パルチミン酸レチノールは、浸透しにくいけれどレチノール(ビタミンA誘導体)の中ではもっとも刺激が少ないレチノールです。Aケア協会の説明がとても分かりやすいので参考にしてください。

パルミチン酸レチノールは、レチノールのなかで最も肌に浸透しにくいかわりに、最も刺激が少なく安定性の高いレチノールですので、日中も使える唯一のレチノールです。
また、紫外線に対してSPF20程度の防御効果があるそうです。これがあるとないではもっちり感がかなり違います。

6%はメーカー推奨濃度の倍です。
危険なので、レチノールが初めての方は最初は2%くらいから始めて様子を見ることを推奨します。メーカーは「配合上限3%」とうたっています。
A反応(ビタミンA誘導体を使った時に、肌がびっくりして炎症や皮剥けなどを起こす反応のこと)が酷く出すぎると怖いので、最初は少量から初めて、徐々に肌を慣らしましょう。

セラミド 3%(10mlに9滴)

トゥベールリペアエッセンス

ヒト型セラミドが80%以上の トゥベールリペアエッセンス

10mlのAGEの化粧水に9滴混ぜると、だいたい3%です(目分量)。

AGEの化粧水自体にそもそも天然保湿因子とか入っているだろうと思われるものの、配合量的には1~2%以下とかじゃないかな?と思うので、ちょっと足します。AGEの化粧水じゃないときは6%~9%くらい入れることもあります。

どうしても乾燥するときはたまにコレをうす~く1~2滴肌に伸ばしてから、オリジナル化粧水を塗っていることもあります。

フラーレン 6%(10mlに15~18滴)

フラーレン

トゥベールのフラーレン 大好き。
抗酸化効果がきちんと感じられる、まじめなフラーレンだと思います。
私のInstagramのフォロワーさんは、夕方になってファンデーションが酸化してくると肌がかゆくなっていたけど、これをファンデーションに数滴混ぜるだけで、ファンデが酸化しなくなって、痒くならなくなったと言っていました。

フラーレンの流行に乗ってまゆつば系商品も沢山横行した中で、価格を抑えて販売されているのに本当に効果を感じられる商品です。

私はこれを好みで6%ほど加えています。
10mlに15~18滴です。

APPS 1%(10mlに軽量スプーン小2杯)

計量スプーン

APPSは、ビタミンC誘導体の一種です。
従来のアスコルビン酸などのビタミンC誘導体が表皮にまでしか働けなかったのに対して、APPSは真皮層にまで働きかけ、真皮内のコラーゲン・エラスチン生成を助けることができます。
ただし肌に合う人・合わない人が居るので、私は最初は0.3%から様子を見てました。
トゥベールクリスタルパウダー
10mlに付属の計量スプーン小2杯です。

私は低濃度から初めて、充分時間をかけてAPPSが私の肌には大丈夫だと分かった後、一気に1%まで濃度を上げました。
でもやはり最初はピリピリ沁みて赤くなったので、調子の良い日に夜だけ使用する程度から徐々に肌を慣らし、今では朝晩塗布できるようになりました。
そして濃度を上げられるようになった時、その効果は素晴らしいものがありました。
トレチノイン治療の効果もあいまって、一気に白肌になり、ピーン!と張りが出ました。
ビタミンCは、ペプチド類やビタミンE、Aと同時に塗布することで相乗効果もあるので、我ながら良い組み合わせのレシピだと思っています(笑)。
やはりビタミン類は、効果が感じられるまで徐々に濃度を上げていくのが良いと思います。

私の肌のスペック

肌タイプが真逆の人が塗っても逆効果だと思いますので、あらかじめ私のスペックを記載しておきたいと思います。

  1. 超乾燥肌
  2. VCローションは必須(肝斑のトレチノイン治療中のため)
  3. アクネ菌がほとんど居ない肌=天然保湿因子が足りない肌
    (アクネ菌は悪く働くとニキビの原因にもなるが、肌の上で天然保湿因子MNFを作り出してくれて、保湿環境を整えてくれる有難い菌。)
  4. ホルモン性の肌荒れが、ビタミンEで止まる肌
  5. 肌薄い星人(ビタミンAで真皮層に厚みを出していきたい!)
  6. 色素沈着体質なので、ターンオーバー正常化を意識

次に、私の化粧水の好みです。

  • ヌルヌル系とろみ化粧水は好きではない(浸透の良いものが好き)。
  • トレチノイン療法中のため、強い添加物はなるべく避けたい。
    (使いたいデパコスも添加物を気にして我慢することがある)
  • ビタミン類は鮮度命。
    だって作り終わったその場から、時間とともに効力が減って行っちゃうんだもの。
    自作化粧水は冷蔵庫保存で、1週間で使い切ります。
  • 元「化粧水入れ込めるだけしつこく入れ込む教」信者だったが、現在は脱会。
    (水を入れ込むだけ入れ込んでも全て蒸発するだけで、余計乾燥がひどくなった。
    むしろ化粧水を一生懸命入れ込みすぎない今のほうが、肌が綺麗になった)
    化粧水に求める役割は「一緒に・または次に浸透させたいモノのための媒介役」。

おわりに

こんな攻めた記事を書いてクレームが来そうだな~と思いながら、全部正直に書きました。
各種ビタミンの誘導体は体内で働く酵素によっても効果が変わるので、誰にでも同じ効果が出るとは限りません。
今回、肌荒れした!などのクレームが来る可能性も考えつつ、メーカー推奨濃度なんてゆうに超えてる私のレシピを正直に公開しましたが、一般に公開されている「メーカー推奨濃度」って、あなたのシミを消すために最適な濃度じゃないんだってことも、付け加えておきたいです。
メーカー推奨濃度はあなたの悩みを解決するための推奨ではなく、万人に事故が起こらない限界濃度なんだってこと。
皆さんが自分にあった成分と出会い、自分にあった濃度を見つけるのに何かのヒントになれば幸いです。
美肌は作れる!一緒に頑張りましょう^^

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